「あれ?ちょっと売上、下がってきてない…?」
そんなふうに感じたのは、あの流行病が世の中を変え始めた頃のことでした。
毎年なんとなく順調に回っていた歯車に、少しずつズレが生まれていたのです。
今日は、そんな“仕事の流れを変えた日”のお話を少しだけ。
売り上げが落ちた理由。
主な仕事は、賃貸マンションの退去後の補修業務でした。
壁紙の張り替え、水回りの点検・修理、消耗品の取り替え……
退去があれば仕事がある。そういう流れでした。
ところが世の中が一変。
あの“流行病”をきっかけに、リモートワークが急速に普及し、
大企業も転勤を減らす方向へ。
つまり、引っ越しや退去が減ったのです。
売り上げが大きく落ち込んだ当時、私は「このままでいいのか?」という漠然とした不安と焦りに包まれていました。
どうにかして仕事を確保しなければ──そんなある日、まさに“転機”が訪れます。
以前の職場の知人から連絡がありました。
「ある不動産会社がクロスの張り替えができる業者を探しているらしいよ。よかったら紹介しようか?」
もちろん即OK。
当時は取引先を1社でも増やすことが最優先。
スピード勝負で連絡を取り、無事に仕事をいただくことになりました。
ほっと一息つく間もなく、今度はその不動産会社から別の相談が。
「物件の定期巡回と清掃もお願いできないかな?」
一瞬「え?」となりましたが、よく考えると昔やっていた業務の一つ。
ならば──またしても「やったことないけど、やってみます」精神で挑戦。
相談からわずか1ヶ月後には、新しい業務をスタート。
悩み迷いながらも、声がかかったチャンスは逃さずつかむ。
そんな小さな決断の積み重ねが、やがて仕事の柱を変える大きな転換点になりました。
ガラッと全てを変えたわけではありません。
でも、業務の「主軸」をほんの少しずらしてみた。
「変化」って、怖いものです。
特に、うまくいっていた流れが止まった時は、なおさら。
でも今だからこそ思います。
あの流れが止まらなかったら、気づけなかったこともたくさんあった。
うまくいかなくなったときこそ、何かを“見直すチャンス”なのだと。
今思えば、あのときの自分には、なんだかよくわからない自信があった気がします。
根拠は特になかったけど。
だからこれからも、いろんなことを学ぶのをやめずに、ゆるく続けていきたいなと思っています。
こうして新たな仕事をスタートし、少しずつ手応えを感じ始めていたある日──
しかし、予想だにしない“大変な事態”が、1ヶ月も経たないうちに起きてしまったのです
そのとき何が起き、どう乗り越えたのか?
続きは、また次回の記事で。